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「縄文人に学ぶ」

『縄文人に学ぶ』         田中 忠久 

 面白い本を見つけました。6月15日発売の新潮新書『縄文人に学ぶ』上田篤著です。
 著者は、建築学者で、大阪万博のお祭り広場の設計者です。岡本太郎の「太陽の塔」が真ん中にそびえていた、あの広場です。 上田篤は岡本太郎と出合ったことによって、縄文にのめり込んでいったようです。
 考古学者でなく普通の人が書いた天衣無縫な縄文論で、思わずニヤッとしてしまいます。
縄文阿久友の会のみなさんの興味のあること、アンギン、漆、土器、絹など。そして、小林達雄から批判を受けたことを素直に書いています。

 特に、阿久遺跡を絶賛しています。P.169には阿久遺跡は、墓地であり、祭祀場であり、太陽観測所であると書かれています。自分と同意見です。
 更に阿久遺跡からの景観については、「そしてその眼前に屏風のように立ち並ぶ八ヶ岳の景観は圧巻だ。富士山と桜島にならぶ日本の三大山岳景観といってもいいほどである。」と、言い切っています。

 ご興味のある方は是非お読みください。
「縄文人に学ぶ」上田篤 新潮新書 本体720円


〜『縄文美術館」との出合い〜      小林 純子

 東十条図書館(東京都北区)新刊展示棚から、私に笑いかけている岩偶!思わず本を手に取ってみる。レイアウトがおもしろい!印象的な写真!
 85ページを開く、どこかで見た写真が!なんとわが縄文阿久友の会の「野焼き」!八ヶ岳自然文化園まるやち湖のあの駐車場!遠くに阿弥陀岳!その時の暑さがよみがえる!一番手前の土器は、私のかもしれない?
 どきどきわくわくうれしくて、図書館から借りて、家人に見せる!友人たちには「平凡社
 2013/3/1発行 85ページを見よ」とメール送信!

〜「縄文人は芸術家」浅間縄文ミュージアム
 6月2日(日)縄文阿久友の会員のYさんに誘われて、Uさんと共に御代田町へ!
 「縄文美術館」の著者でカメラマンの小川忠博さん、監修の小野正文さん(縄文考古学者、土偶研究)、堤隆さん(浅間縄文ミュージアム主任学芸員)の3人による「スライド&トーク」!「10年間で、日本のあちこちの土器や土偶などを撮り歩いた」とか。縄文初心者の私でも興味ある写真がいっぱい映し出された。あっという間の90分。縄文人の芸術性に改めて、感心。「この形がいいなあ!この文様をつけたい!」と今度の夏の土器づくりに意欲が。
 (縄文阿久友の会 土器づくりは7月24日(水)〜30日(火)まで7日間開催 場所:八ヶ岳自然文化園)

〜サインをいただく〜
 「縄文美術館」に図々しくも、サインをいただく。「縄文阿久友の会」のホームページの宣伝や今年の野焼きなどのイベントのご招待も。そして、31ページのドングリの写真は、阿久遺跡の森で撮影したとか。改めて見入ってしまった。

浅間縄文ミュージアム
 展示方法がおもしろい新しいミュージアム。 
 長野県北佐久郡御代田町 Tel:0267-32-8922   是非訪問を!


「なじょもん」へ


なじょもん「農と縄文の体験実習館
      
                          2013年05月08日 斎藤 眞理                                  
 織り人の私は、糸、紐、布、織物それに関することがあれば何処へでも出かけます。今回は新潟県津南町の「なじょもん」(農と縄文体験実習館)へ行ってきました。一年前に94才で亡くなった滝沢秀一追悼企画展が開催されているので、是非見たかったのです。「編み技術の民俗〜アンギンと蓑〜」というテーマの展示会でした。


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八ヶ岳の伝説の紹介

牛山 晴幸

 縄文の大地からメッセージ「日本文化のルーツ、縄文文化の魅力を世界に発信」の中に、「八ヶ岳と富士山の背比べ」という民話の抜粋が掲載されています。
 ホームページにかかわった私は、このお話に郷愁を感じました。
心の琴線に触れられる人、全文を読んでみたいと思われる人など、いらっしゃるのではないかと考えて、この「民話」を投稿することにしました。
 「会員の声」にはなじまない、とのご指摘はご容赦ください。
 似た話が沢山ある「民話」や「伝説」の中から、半世紀以上前にお世話になった恩師、竹村良信先生がまとめられた『諏訪のでんせつ』に収められている「八ヶ岳と富士山」を紹介します。


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